2015年3月7日に、岡芹健夫弁護士の4冊目となる単著『労働条件の不利益変更―適正な対応と実務』が労務行政より刊行されます。

 

日本における原則的雇用形態である無期労働契約においては、使用者からの労働契約の解約(解雇)に強い法規制がかかっているため、労働契約関係の存在を前提としつつ、労働条件の変更を図ることが想定されています。これが、使用者側によって、労働者の不利益に変更される場合が、労働条件の不利益変更といわれるものです。

 

現在のような社会経済活動の前提をなす諸条件の変化が激しい時代において、労働条件の改訂を機動的に行うためには、法規制を正確に理解し、それに沿った対策、措置を行う必要があります。

 

本書は、そうした必要に応えるべく、現在までの法規制の実態を念頭に、それに対応する方策を探ってきた岡芹健夫弁護士の見解、認識を述べたものです。