(Part1)からの続き・・

3.一つの対応方法

  このように、職場のスメハラへの対応は非常に悩ましいのですが、あえて、職場のスメハラへの一般的な対応方法というものを挙げるとすれば、以下のような方法が考えられるかと思います。

・全社員(特定の部署)に向けて、身だしなみの重要性に関するアナウンスを行い、その際に、服装などについてのアナウンスなどを盛り込みながら、臭いに関する配慮についてのアナウンスもできるだけ具体的な形で盛り込んで、自覚を促すこと
・上記のアナウンスでも効果が得られない場合は、最終的手段として、本人に直接改善を促すこと

  なお、スメハラの行為者である本人に直接改善を促す場合ですが、言い方によっては、本人に伝える役割を負わされた労働者からパワハラだと主張されてしまうリスクがあります[1]

  したがって、どうしても本人に直接伝えざるを得ない場合は、①誰が伝えるのがより本人にとってダメージが少ないかという観点から細心の注意を払って適任者を選定し、また、②どのような声がけをするのかということについても、本人の性格などから予想し、可及的に本人を傷つけない言い方を慎重に検討すべきといえます。

以上

                             文責:弁護士 帯刀康一

➣ 本弁護士解説の記事については、法改正、新たな裁判例の集積、解釈の変更等により、予告なく削除・加除等を行うことがある点については予めお断りをさせて頂きます。
 


 
[1] 産業医に事前にアドバイスを求めることも検討に値します。