「雇用崩壊時代 労務も知らずに上司といえるか」かんき出版
著者 高井伸夫
出版社 かんき出版
初版発行日 2009年3月2日
サイズ 46判
ページ数 256頁
本体価格 1,575円(5%税込)
ISBN 978-4-7612-6586-1

内容紹介

サービス残業、ワークライフバランス、問題社員、パワハラ、情報漏洩、メンタルヘルス…、「人」がリスクとなる時代ゆえに、上司と部下に新しい関係が求められる。人事労務分野弁護士の第一人者が、部下を持つすべての人に向けて「労務コンプライアンス」の重要性と実践を提唱する。

目次

プロローグ 雇用崩壊時代のリストラとワークシェアリング

  • 上司はリストラとどう向き合うか?
  • 上司はワークシェアリングにどう対処するか?

第1章 強い組織をつくる人材マネジメント

  • 性別、年齢、国籍など、多用な人材のまとめ方
  • 育てるべき部下をどう見極め、どう指導するか?
  • 優秀な中途採用者の能力をどう引き出すか?
  • インターンシップ制度を上手に活用する
  • 部下の成長をどう応援するか?
  • ギスギスしてきた職場のマネジメントは?
  • FA制度や公募制度に応募する部下の扱い方
  • 部下の副業、転職をどうバックアップするか?

第2章 問題社員・含み損社員などへの対応

  • 部下の「態度」を人事評価に取り入れる
  • 責任逃れ、不正を働く部下にどう対処するか?
  • 出世を望まない部下と急ぐ部下にどう対処するか?
  • 賃金ダウン、降格を部下に納得させるにはどうするか?
  • 高齢の従業員の処遇システムを整備する
  • 含み損社員を、やむを得ず解雇するには?

第3章 部下をもつ人の人事労務コンプライアンス

  • サービス残業の少ない職場づくりで公明性を高める
  • 成果で賃金が決まる、みなし労働制と裁量労働制
  • 変形労働時間制を導入するには?
  • 部下が育児・介護休業をとりやすくするには?
  • 人員削減のために部下の転籍が決まったら…
  • 大恐慌下、派遣社員をどうマネジメントするか?
  • 労働関係法規は、もはや時代遅れ!?

第4章 部下のメンタルヘルスを意識する

  • 「健康管理は自己責任」を部下にどう教えるか?
  • 部下が精神障害に陥らないようにするには?
  • 部下のプライバシーを侵害せずに健康管理をするには?
  • 部下にパニック障害が現れたら…
  • 部下が過労死しないようにするには?
  • パワハラと誤解されないように部下を叱るには?
  • 360度評価や公募制でストレスをためないために
  • メンタルヘルスの管理を外注化したら…

第5章 知的財産の防衛とリスクマネジメント

  • 企業機密・知的財産権を管理する原理・原則
  • 情報・知識の共有化と守秘義務の徹底を図る
  • 顧客情報などの営業秘密の漏洩を防ぐには?
  • 企業機密の管理を徹底するアクセス基準づくり
  • 従業員の発明に対する対価をどう決める?
  • 戦略的法務部門にふさわしい人材とマネジメントとは?
  • 間接・管理部門の意識変革・組織改革を図る
  • 不祥事やトラブルが発生した場合に真っ先にやるべきこと
  • 内部告発の濫用を防止するルールづくり
  • インサイダー取引を防止するには?
  • M&Aで重要な人材を流出させないために