
著者 | 高井伸夫 |
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出版社 | 労働新聞社 |
初版発行日 | 2007年12月27日 |
ページ数 | 108頁 |
ISBN | 978-4-89761-025-2 C2036 |
内容紹介
「週刊 労働新聞」に1年間(2006年7月3日号~2007年6月25日号)連載した「人事労務の新潮流」を全面増補改訂のうえ冊子にまとめました。労働関係で起こりつつある新たな潮流を捉え、人事労務の今日及び将来的な所問題について高井なりの分析と新しい視座を皆様にご紹介しております。
目次
推薦の言葉 法政大学教授 諏訪康雄
総論
はじめにー競争的解決と協調的解決の統合を目指す人事労務
- 組織法的視点とキャリア権
- 人間尊重の2つの意味
- 邪心なき能力開発
- 独自性こそ豊かさの源泉
- 女性労働力について
- 人間尊重の「良心経営」
- 能力から“真・善・美”へ
第1回 企業としてのDNAの継承
企業DNAの継承
第2回人事部の役割は変わったのか。(1)指弾される採用の無策
「企業戦略は採用戦略に宿る」
第3回人事部の役割は変わったのか。(2)欠かせない継続的教育
佐藤一斎とドラッカーの言葉の意義
第4回 人事部の役割は変わったのか。(3)優秀社員引留めが課題
個別人事によるモチベーションアップの重要性
第5回 労務部の役割は変わったのか。今後のありかたは?
逆ピラミッド型管理を
第6回 人事部長の本来の仕事と役割(1)
“学び思う姿勢”示す
第7回 人事部長の本来の仕事と役割(2)
問われる“団体戦の質”
第8回 人事部長の本来の仕事と役割(3)
コンピテンシーに着目
第9回 人事組織の未来(1)
深化する能力・成果主義
第10回 人事組織の未来(2)
非正規社員教育に“弱点”
第11回 人事組織の未来(3)
労務コンプライアンスが生命線
第12回 人事組織の未来(4)
人事起用もコスト優先
第13回 人事業務の更なるアウトソーシング
事業の“核”を見極める
第14回 人事業務の更なるアウトソーシング
表面化する含み損社員
第15回 労務分野における法改正の現状と今後(1)
定年引上げで負担増に
第16回 労務分野における法改正の現状と今後(2)
「医師面接」は積極的に
第17回 労務分野における法改正の現状と今後(3)
「心の経営」を意識せよ
第18回 労務分野における法改正の現状と今後(4)
機密保持義務と対立も
第19回 労働分野における法改正の現状と今後(5)
育児支援で人材確保
第20回 「労働契約法」について(1)
労基法では不十分
第21回 「労働契約法」について(2)
解雇の金銭解決に反対
第22回 労働時間制について~知的労働の成果の問題(1)
知的労働優遇ルールを
第23回 労働時間制について~知的労働の成果の問題(2)
能力の質的格差が拡大
第24回 労働時間制について~知的労働の成果の問題(3)
長期休暇の強制必要に
第25回 労働時間制について~知的労働の成果の問題(4)
国挙げて生産性対策を
第26回 メンタルヘルスについて(1)
「超格差時代」にヘーゲルに学ぶ
第27回 メンタルヘルスについて(2)
悩み話せる職場作りを
第28回 メンタルヘルスについて(3)
復職後の配転の選択肢
第29回 メンタルヘルスについて(4)
“上司の背中”みて成長
第30回 メンタルヘルスについて(5)
意思疎通はアナログで
第31回 セクシュアルハラスメントについて(1)
影響大きい改正法施行
第32回 セクシュアルハラスメントについて(2)
心の経営全面に押し出せ
第33回 パワハラ問題について(1)
組織に不可欠な強権力
第34回 パワハラ問題について(2)
実力・成果主義が助長
第35回 パワハラ問題について(3)
不満吸い上げる仕組み
第36回 優秀人材の取り込みと定着(1)
経営戦略明確化のカギ
第37回 優秀人材の取り込みと定着(2)
社長が人材を腐らせる
第38回 優秀人材の取り込みと定着(3)
非正規社員に年俸契約
第39回 優秀人材の取り込みと定着(4)
「のれん分け」も選択肢
第40回 同一労働同一処遇の原則(1)
「差別禁止」として具体化
第41回 同一労働同一処遇の原則(2)
正社員の8割でも違法
第42回 労働組合について(1)
交渉から互助へ転換を
第43回 労働組合について(2)
労使委員会充実めざせ
おわりに 弁護士 高井伸夫