著者 | 高井伸夫 |
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出版社 | 中央会・経営教育センター(非売品) |
初版発行日 | 2004年2月19日 |
本体価格 | 非売品 |
内容紹介
中央会の「社長フォーラム」が始まったのは、1993年5月27日であった。そして100回記念は2004年2月19日である。 この度の『社長フォーラム』100回記念にあたって、参加者の皆さんへ「何かプレゼントを」と申しあげたときに、中央会から「これまでの語録集を作りましょう」と提案があった。
11前に語ったこと、10年前に述べたことを振り返ることに果たして意味があるのか。と思ったのだが、実際に当時の資料を読み返す中で、あらためて小生自身がハッとさせられたのである。
それは、小生がいつも半歩先を意図して語り続けたことが、つねに一貫していたということである。そして半歩先を歩み続けてきた軌跡を集約した本誌が、参加者の皆さんの今後の経営に役立つ「キーワード集」になれば、と思うのである。
その「キーワード」とは何か。生き残り企業として、より安全で堅固な企業体質づくりのために、日夜何をしなければならないかについて、人・モノ・金・信用、そして組織という5つのテーマについて検索していただければ、と思うのである。
北は北海道、南は沖縄県から、毎月のごとく出席して下さった多数のご参加者に深く敬意を表します。ありがとうございました。
~「社長フォーラム」100講座記念誌の発刊によせて~より抜粋
目次
- 「心の時代」になった・・・
- 「気がかりなことは何か」を3回聞け
- 社長の最大の仕事は「方向性を示す」こと
- 推進力とバランス感覚~安定を求めるな~
- 社長のカリスマ性~原点は「不思議さ」にある
- 時短反対~労務管理のコツは忙しくすること
- 「とりあえず3連勝」で勝ちぐせをつける
- 社長への信頼感をいかに高めるか
- 合意の形成~営業力とは「偶然を必然にする力」
- 内部告発をどう抑止するか
- 社員を鼓舞する「大義名分」をつねに意識せよ
- 社長の人事権と神棚意思決定
- 役員の選任は「社長が推薦し」の一項を入れよ
- 信用社会から契約社会へ
- 組織を固定化しない。毎年1回は見直せ
- あらためて人間尊重経営の視点をもて
- 営業社長の心得、営業部長の心得、営業マンの心得
- 経営内紛と株主代表訴訟
- 若者は年功序列よりも実力を評価されることを望んでいる
- 分社経営のポイント
- サービス業は教育業でなければならない
- 製造物責任法(PL法)と社員教育
- ゴールドカラーが3人いたら企業は戦い抜ける
- 仕事は喜びであることを教えよ
- 幹部の降格人事では何らかの選択的提示をすること
- 残心の世界を演出する
- 1回の訪問機会を最大限に活かす
- 「人材含み損」清算の時代
- 「気」の時代~やる気、人気、活気~
- 信用・人脈・情熱~経営強化に必要な3要素~
- 実力主義になればなるほど組織性が失われる
- 人を上手に辞めさせる
- 育成機能のない評価制度は凶器になる
- 日本経済の弱点・企業の弱点・我々の弱点
- オンリーワン企業を目指せ
- これからは「人事と人件費」の時代 「抜擢と淘汰」の時代
- 絶対的な評価基準はない~社長の主観を明確にする以外にない~
- 企業には「ターゲット・セッター」が必要だ
- 分配(シェア)の社会から 競争(コンペティション)の社会へ
- 「迅速・スピード・時間」を意識した経営を
- 社員のストレス解消策を急げ!お客様からのクレームに注意せよ!
- 営業のコツは、他社が参入できないようにすること
- 年頭教書は「販売即経営」プラスもう1つの柱を
- 企業経営に必要な「空気」づくりを
- 自動化ラインよりも人間の力を活かす工場・経営体へ
- 会議の3原則~結論を出せ~
- 新しい成長市場を常に目指す~魅力ある商品づくりを~
- 社長の話し方6例~部下に責任を押しつける話し方ではダメ~
- 「石にも目がある」核心を見つける努力
- 社長の品質は勇気・先見力・実行力
- 営業はクロージングの優劣で決まる
- 弊害があるからといって成果主義を避けるな
- 「人・モノ・金・信用」経営資源として何を意識するか
- 基本コンセプトは「下がる賃金、上がる報酬」
- 年2回の海外旅行をノルマに
- 発展とは変貌すること~本業回帰では社会から取り残される~
- 経営力とは目標設定力。方向性を明示すること
- 学者に学ぶ、異業種に学ぶ、若い人のセンスに学ぶ
- 目垢のついた事業・商品は当たらない
- 「人望」はどのようにして得られるか~人望の10条件
- 完成・到達を目指すより「変えていくこと」を目指せ
- 目利き・捨て目を利かす「絵の見方」
- なぜ女性は営業職に適しているか
- 克服すべきリスクか、克服し得ないリスクか
- 未来を語れ。的確に未来を語れないから歯切れが悪くなる
- 社長は社員に対して「優しさ」をどう表現するか
- 顧客は変化する~1人1人の顧客の動静に鋭敏であれ!
- 個別対応が大切~城崎温泉「銀花」の女将に会って~
- 「希望退職募集」はもう古い
高い退職金を出してなぜ優秀な人から辞めさせるか - 労働時間を意識してはプロになれない 早く管理職にしてしまう
- 顧客の絞り込み 商品の絞り込みから始めよ
- 「地域」は潰れていく
だから「地域密着型」営業では潰れてしまう - 礼儀正しくて風格があり、前向きは人、自分の意見が言える人
- 自分のためか顧客のためか~基本は顧客の課題解決~
- 日本のカギは「100円ショップ」では扱えない高度技術製品
- 幹部を採用するとき、人柄がわかる「人脈地図」をつくらせる
- 「いい話」がない会社は倒産する
- 下位の人材のふるい落とし方
- 中国で成功するための2大条件
- 「結果を出せる人」は、最初からゴールが見えている
- ワークシェアリングは絶対にやるな~私企業体制の否定だ~
- 社長の代弁者、スモールリーダーを育てる
- 心の時代と競争社会になって法令遵守義務がクローズアップ
- 売り手市場の商品づくり
- 「能力」、「実績」の評価はできても「態度」の評価ができていない
- 統制・管理型経営では破綻する
本人自身の中にある答に気づかせる「コーチング」実践策 - わが社の次代の株主を誰にするか、経営者は誰にするか
- 私が5年前に言った「銀行の国有化」がいよいよ現実に
- 〔年頭方針〕社長は自社の存在理由・価値基準・方向性を明確に語れ
- 歯切れのよい決断こそ、その場しのぎ経営・事なかれ経営から脱却できる
- 新規事業を始める時は、最初から撤退条件を決めておく
- すべての商品・サービスに「癒し」の色づけを
- 顧客との接点にこそ経営の本質がある。これが真の現場主義
- わが社には「余人をもって代え難い社員」が何人いるか
- 経営者は心の柔軟性を失うな 他人の話を謙虚に聞け
- 優れたリーダーの2大条件~判断力と決断力~
- 危機管理の実践策は損失額の観点からワースト5を選ぶこと
- 新商品・新規開店・新サービスに優る宣伝なし
- 右にIT能力、左に語学能力、真中に自律能力を
- コラム
(1)社長の接待学(その1)~接待も成果主義で~
社長の接待学(その2)~「残心」の演出~
(2)社長の接待学(その3)~お土産の大切さ~
(3)経営者の健康(その1)~名医の紹介~
(4)経営者の健康(その2)~名医の紹介つづき~
(5)経営者の健康(その3)~温泉案内~
(6)食べ物は無農薬・天然もの・原生ものを
(7)気の利いた贈答品について