
著者 | 高井伸夫 |
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出版社 | かんき出版 |
初版発行日 | 2002年12月2日 |
サイズ | 判型:46 |
ページ数 | 224頁 |
本体価格 | 1,470円(5%税込) |
ISBN | 978-4-7612-6056-9 |
内容紹介
ビジネスマンにとって重要なことは、いかに上手に時間を管理するか、ムダな時間を整理するか、ということです。同じ時間でも、私がとくに注目しているのは、朝の時間です。わたしはこの概念を、【モーニング・マネジメント】と呼んで、親しいビジネスマンや仲間たちと実践しています。
つまり「仕事の生産性と人間らしい生き方を両立させるために、朝を有効活用する。長年の悪しきビジネススタイルを打破し、新しいビジネス&ライフスタイルを確立する」を提唱しているのです。たとえば次のようなことです。もちろん私たちの造語です。
★パワーモーニング
仕事の生産性を高め、一日の段取り設計を行うために重要な位置付けをもつ朝の時間帯。
★パワーモーニンガー
パワーモーニングを実践する人。
★パワーブレックファースト
パワーランチは銀、パワーブレックファーストは金といわれる密度の高い朝食会議。
★モーニング・ミーティング
昼間の会議は銀、早朝の会議は金といわれる密度の高い早朝会議。
★モーニング・ジャッジ
一番冴えた頭で出せるベストな判断
★モーニング・グッドバイ
十時にそれぞれの戦場へ出かける同僚たちに投げかける挨拶の総称。
次にゆっくり会うのは明日の早朝だ。
★モーニング・ハイ
朝の集中力が高まれば、ランニング・ハイならぬモーニング・ハイが訪れる。
このように朝の時間を集中的に有効に使って、朝10時までに一仕事を片づけるようにしてみてください。それによってそれ以降の仕事と時間に余裕が生まれ、まさに「忙中閑あり」で、いろいろなことを楽しんだり、友人と一杯お茶を飲みながらの情報交換などもできるのです。
こういったゆとりを持つことにより、物事はプラスのスパイラルに導かれ、あなたは運をつかめる人になるのです。たとえば友人が「○○さんといま親しくしている」と話題にした○○さんは、実は自分が「お会いしたいな」と思っていた人だったりして、不思議な力に助けてもらうようなことが、しばしば起きるようになるのです。
目次
こんなにある!朝十時までにできること
- まず一時間、朝早く動き出す
- 朝十時までにどんなことをすればいい
- 朝は情報ピックアップに最適な時間帯
- 朝の通勤電車をオフィス化する
- 出社してからのゴールデンタイムがどれだけあるか
- 仕事は「できるか、できないか」で測られる
- 仕事を手早く片づけるための三つのコツ
- 時間を前倒しできる者が勝ちを制する
- どんな話も三分以内でまとめる
- 早朝の一時間は昼間の二時間に匹敵する
朝をマネジメントする情報ツール活用術
- 時間を分けず同時並行で使うといい
- 朝型でありながら夜型人間ともつきあう法
- テープ入れは朝の価値を倍増させる強い味方
- 朝の礼状書きで人脈の形成に努める
- 人間関係の修復は朝の携帯電話から
- インターネット時代のスピードに対応する
- ファックスの意外な効用
- 駆使して頼るなコンピュータ
- 最高の情報ツールは「人間」である
早起きで世の変化を先取りする
- 「朝礼暮改」いまはホメ言葉
- 会社人間はやめて仕事人間になる
- 早朝の勉強があなたをエリートに押し上げる
- ワークシェアリングは時代に逆行している
- とりあえず三連勝して勝ち癖をつけよう
- 早起きの人を見つけて真似をするのもいい
- なぜそんなに働かねばならないのか
- よい人脈を作るコツ
- 言われないことでもやれる力を養う
- ごまかしがきかない絶対評価の時代
今日の一つは明日の二つにまさる
- したいと思うことは「いますぐ」を心がける
- 素晴らしい考えは「飛んで」やってくる
- 一年の四割は休日です
- なぜ先送り、引き延ばしが起きるのか
- 「時間」に対する固定観念を打破せよ
- 時間をうまく使えば突破口は見つかる
- 頼むなら、仕事が集中している人に頼め
- 成果主義、能力主義が時間の意味を変えた
- 給料の三・五倍の粗利を稼ぐ
- 人が生きるのは「いま」という時しかない
「朝の一仕事」で気をつけたいこと
- 何でも文書にして残す癖をつけよう
- 記憶力を過信するな、なんでもメモをとれ
- 心を一つにできる「大義名分書」の作成
- 時間を一刻も無駄にしない「経過書」
- 願望や計画を書面化する習慣をつけよう
- 想定問答、想定状況を文書化せよ
- 短い文章で自分の意思が伝えられるか
- 文書化の腕を磨くための五原則
- 「詞は飛び、書は残る」は真理である
パワーモーニングで人生を新しくする
- なぜ早起きのほうがいいのか
- 朝型人間を疎外する最大の敵は誰か
- みんなが「しない」ことを「したほうがいい」
- 早起きの効用に気づく人たちが現れた
- 一流人、成功者に早朝型人間が多いわけ
- 早朝はプラス思考の時間に向く
- パワーモーニンガーを目指す人への提言
- バランス感覚を磨く五つのポイント