著者 | 高井伸夫 |
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出版社 | 第一法規出版 |
初版発行日 | 1979年8月15日 |
サイズ | A5判 |
ページ数 | 165頁 |
ISBN | 2036-030692-4370 |
目次
序
はしがき
序論
1 労務管理の基礎
- 労働契約の本質
- 労働組合の感性的傾向
- 労働管理の真髄
2 企業における組織
- 現代文明と組織化
- 組織形成の基本―命令服従関係
- 納得ずくでの企業運営の必要性
- 経営者・管理者に要求される基本的資質と態度
- 組織維持に必要な制裁
3 労働契約の本質と労働法の誕生
- 労働契約には人格契約の要素がある
- 労働法は労働契約における保護義務を具現化したものである
- 保護義務の内容
4 雇用管理の原理
- 終身雇用制と人事異動権
- 人事異動権を裏付ける年功序列型賃金
- 期間雇用者、下請制度の存在意義
- 経営不振と雇用管理
5 企業と合理化
- 合理化の必然性
- 企業が合理化に取り組まなければならない必要性
6 企業と思想信条の自由
7 就業規則の本質
- 就業規則制定の必然性
- 画一的・統一的労働条件の設定
- 命令・服従関係の設定
- 誠実関係、職場秩序条項の設定
- 懲戒条項の機能
8 企業における教育
- 教育の義務的側面
- 企業教育の命題
9 年功序列型賃金と人事考課
10 企業における安全配慮義務と労働者の自己保全義務
11 雇用調整策としての希望退職者募集の意味
12 労働組合の承認と労働組合対策の必要性
- 労働者の主体的労働のための労働組合
- 使用者が労働組合に不安を抱く理由
- 労働組合対策の基本
13 複数組合併存の是非
14 経営者、管理職者の意思統一
15 団体交渉
- 団体交渉の意義
- 団体交渉の二面性
- 団体交渉のスケジュール
- 団体交渉と譲歩
- 団体交渉の決裂
- 団体交渉における圧服行為
- 団体交渉に臨む使用者の基本的な態度
16 争議
- 争議に対する基本的心構え
- 争議行為一般についての留意事項
- ロックアウトの意義
17 企業を否定する組合への取り組み方
18 情報収集
- 情報収集の必要性
- 情報収集要点―組合の期待する妥結点
- 情報収集源
- 情報収集の活用
- 情報収集活動は不法でないこと
19 広報活動
- 広報の必要性
- 広報の要点
20 慣行
- 個別的労使関係の慣行と改廃
- 集団的労使関係の慣行と改廃
- 慣行に対する使用者の基本的な心構え
21 団体交渉から経営参加へ
- 団体交渉制度の不完全性
- 義務的団体交渉事項と経営参加事項
- 経営参加の意義
- 使用者が経営参加に求めるもの
22 よき労使関係とは
- ―労使関係の正常化はすべからく経営者の姿勢如何にかかわる―
あとがき