歴話記の最近のブログ記事

 

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2015年3月28日(土)8:01
東京都目黒区中目黒公園にて桜を撮影
花言葉「こころの美しさ、精神の美」 

 

 

 

(8)相性

 

依頼者、相手方の弁護士、さらには裁判官との間で弁護士が求められる資質としては、これまで述べたようにたくさんのことがあるが、結局、一番大切なのは実は相性である。要するに、「馬が合う」ということだ。「馬が合う」とは、理知的な面だけではなく匂いや香りなど本能的な面でもある。「馬が合う」「一目惚れ」という関係性とは反対に、「癪に障る」「苛立つ」という関係性もある。「反りが合わない」ということだが、刀の反りが鞘に合わないという由来から、気心が合わないという意味でもある。どちらも、論理で説明できるものではなく、感情に支配されるものであるため、「馬が合う」ことは困難であるようにも思われる。

しかし、相性が合わない時でもそれを克服する方法がある。それは、包容力を発揮することである。さらにいえば、包容力が狭いほど、相手との相性も合わせづらくなるのではないだろうか。相手にどの程度の包容力を発揮すべきかについては、小生は相手の性格を見て判断することにしている。例えば、短気な人と接するときには、格別に包容力をもって接することを心がけている。そうでなければ、相手の態度を和ませることはできないであろう。

また、相性は、個人のもつ性質だけでなくその時の状況にも左右されることを心しておかなければならない。そのためにも、包容力が広いほど有利になる。つまりは、人格、識見、手腕、力量を磨くことは勿論のこと、どのような状況であっても対応できる幅を広げるためにも多芸・多趣味であり、それらを通して色々な人や世代と交流することが求められるのである

 

(9)その他

 

企業の女性に評価されない弁護士は、よい弁護士とはいえない。たとえば、企業の受付の女性に威張り散らしている弁護士などは論外であるが、もっと積極的な意味で、一般の商品開発やサービスにおいて女性の感性にマッチすることがヒットの条件とされるのと同様に、リーガルサービスも女性の感性に好まれる弁護士のほうが、経験則上、多くのお客様を獲得していると思う。女性は爽やかさ、楽しさを好み、それと同時に経済観念も発達していることが多い。こうした厳しい消費者の眼から選ばれた弁護士は、結果として優秀な弁護士であるのだろう。

また、直接、担当者以外の人に評価されない弁護士もよい弁護士とはいえないだろう。それはなぜだろうか。答えは、そういう場合、担当者にはおもねったりしながら、直接担当者でない人には横柄な態度になる人が多いからだ。

しかし、人の評価というものは、往々にして自分の知らないところでなされることが多い。例えば世間話のような場でもなされる。したがって、自分の評価を上げたいと思ったら、全ての人に感じよく接することが必要なのである

 

 

 

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2013年7月18日(木)東京都目黒区中目黒公園にてダリアを撮影
花言葉:「移り気」「華麗」

 

 2013年7月5日(金)、19:30~20:35の1時間余、愛知県名古屋市天白区にある有限会社ガナス研修センターにて、フレンズ・ホールディングス株式会社主催セミナーで講演をいたしました。テーマは、<美容室の営業に求められる「リーダーシップ」とは>でした。

 

 フレンズ・ホールディングス株式会社は、名古屋を中心に美容院等の運営をしている企業です。同社の代表取締役 渡部行雄様は、本2013年12月6日(金)の高井・岡芹法律事務所主催「年末講演会」で司会をつとめていただく株式会社クレース・プランナーズ代表取締役正門律子様にご紹介いただき、今回、出講のご依頼をいただき、喜んでお引き受けしました。セミナーには、同社の美容院の店長職をつとめている方々10数名がご参加くださり、熱心にご聴講くださいました。

 

 講演内容の骨子は、(1)リーダーシップを考える、(2)リーダーシップの根源、(3)部下・従業員への指導・教育、(4)業績の向上を目指す、(5)日本の代表的グローバル企業の問題意識、(6)美容室に関する厚労省ワーキンググループにおける配布資料の紹介、の6項目で、このレジュメに沿って事前に募っていた質問にも回答するかたちで講演をいたしました。

 

 セミナー後のアンケート結果を、今後の講演の貴重な参考資料とするべく見直したところ、聴講者のみなさまからは、特に、冒頭でお話した「3連勝主義」についての話が参考になったとのご意見をお寄せいただきました。

 

 「3連勝主義」とは、私がたびたび講演でご紹介してきた話です。私は、人事・労務の企業側の代理人として、数多くの企業の再建にも携わってまいりましたが、そのような企業においては、きまって企業全体の士気が萎えているものです。そこで、企業再建という「挑戦」への意欲を鼓舞するために、打ち出したのが「3連勝主義」というものです。

 

 挑戦するためには、まず、勝つことの喜びを実感しなければなりません。そこで、勝てる目標だけ3つ立てて、毎日3連勝、あるいは毎週3連勝することを続けます。期間はどのように設定をしてもよいでしょう。途中で1敗してしまったらまたはじめからやり直します。そして、3連勝を3回繰り返したら、残りの2つの目標について、順に、3連勝を目指して努力するのです。3つの目標について3連勝を3回達成したとき、かならず「勝ち癖」が身についているでしょう。

 

 孫武(紀元前535年~没年不詳)の作とされる兵法書『孫子』の有名な言葉「敵に勝ちて其の強を益(ま)すと謂ふ」にあるとおり、どんな小さな目標であっても、3連勝を繰り返すことで「勝ち癖」がつきます。そして、その勢いを持って本丸攻撃に移るのです。

 

 その他にもレジュメに沿っていろいろなお話をいたしました。今回の講演が、聴講者のみなさまのリーダーのあり方について考えていただくための一助になれば幸いです。なお、時間の都合で、細部に亘るお話ができず、この点は次回以降の課題としたいと思います。

 

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