IMG_0407.JPG

2014年5月9日(金)私の77歳(喜寿)によせて
奥田久仁夫先生(奥田税務会計事務所)からいただいた胡蝶蘭を撮影
花言葉:「あなたを愛します」 

 

前回に引き続き、昨年11月8日(金)に、愛知県豊橋市にある愛知県立時習館高等学校を訪問し、また、同じく豊橋市にある合名会社小田商店を訪問した時のお話をします。

 

時習館高等学校は、古くさかのぼれば吉田藩(藩主松平伊豆信復)の藩校を前身とし(創設1752年)、その「時習」という校名は孔子『論語』の「学びて時にこれを習う(学而時習之)…」の一節から来ているという非常に歴史のある高等学校です。一度藩校が途絶えた時期があり、復活したのが明治26年ですので、そこから数えれば120年の歴史を誇ります。

 

IMG_2664.JPG

 

校長の林誉樹先生、教頭の木藤政美先生に詳しく時習館高等学校の特色を聞きしたところ、公立高校としては全国で2番目に広い学校であるということでした。一番大きい学校は北海道にあるとのことですが、これは農業高校ということですので、普通科の高等学校としては全国で一番広いということになります。もともと軍用地であった場所だそうです。

 

その他の特色としては、海外に姉妹校が3校あり、セント・ポールズ校(イギリス)、セント・ポールズ女子校(同)、オットー・フォン・タウベ・ギムナジウム校(ドイツ)です。セント・ポールズ校は、男子私立校で、イギリスのパブリックスクール伝統校The Nineのひとつに数えられる、英国屈指の名門校です。平成21年度より、交流がはじまって、毎年3名から4名ほどの相互の学生が短期間のホームステイや学生生活を楽しむそうです。また、平成20年度からは文部科学省が同校を「スーパーサイエンスハイスクール」(文部科学省が科学技術や理科・数学教育を重点的に行う高校を指定する制度)に指定しており、木曜日を除き週4日7限授業を行い、週34単位時間の授業を確保する体制とのことです。同校は、地域で各中学校のトップクラスの学生が集まる県内有数の進学校です。

 

さて、時習館高等学校訪問中には、内藤貴美子先生の在りし日のご活躍ぶりについてお聞きしました。古いアルバムのお写真なども拝見させていただきました。先生は、名物教師として有名で、非常に優秀な教師であり、合唱の指導がお得意だったとのことですが、小柄な背丈でいらしたのにもかかわらず、生徒を叱り飛ばす厳しい教育で有名だったそうです。いまの時代では珍しいことになりましたが、一生転勤せずに、定年退職後も、時習館高等学校で講師としてご活躍されました。昭和23年5月から平成3年3月まで約51年間、半世紀以上、御奉職されたとのことです。その後、平成14年4月に85歳で他界されました。翌年の平成15年5月24日には、内藤先生を偲ぶ追悼コンサートが、豊橋市市民会館で開かれる等、教え子のみならず多くの市民に親しまれ慕われた方であったとのことです(参考:平成15年5月25日付東日新聞)。

 

次回に続く

 

ご利用案内

内容につきましては、私の雑感等も含まれますので、真実性や正確性を保証するものではない旨ご了解下さい。

→ リンクポリシー・著作権

カレンダー

2014年5月
« 4月   6月 »
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

プロフィール

高井・岡芹法律事務所会長
弁護士 高井伸夫
https://www.law-pro.jp/

Nobuo Takai

バナーを作成