【第8回】松浦 和光の『百聞は一見に如かず』

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2014年4月11日(金)午前7:22
東京都千代田区北の丸公園にて八重桜を撮影
花言葉 「理知に富んだ教育」

 

 

 

「アベノミクス」と高井伸夫

 

 

安倍政権が誕生して打ちだした「アベノミクス」なる経済政策、すっかり定着してしまったようだ。しかし、定着しているといっても、経済のイロハもしらない輩と腑抜けなメディアが浮かれているだけで、現実は、アベノミクスのために日本国の崩壊が刻々と近づいているといっても過言ではなかろう。そもそも、国の借金が1200兆円以上もある日本が縮小均衡ではなく「拡大均衡策」にて舞っているとは、無知を通り越した経済政策でしかない。このアベノミクスに真っ先に異を唱えたのが、高井先生である。それも、声を大にして唱えるといった生易しい唱え方ではなく、アベノミクスをこき下ろす論調で切り捨てている。

 

書き出しからアベノミクスに噛みついているように思われるが、今回のコラムのテーマを「アベノミクスと高井伸夫」とした理由は、あることが脳裏に焼き付いて離れなかったからである。それは「イタコとアベノミクス」である。

昨年の秋、高井先生が「恐山のイタコ(霊媒者)」に会いにいった時、私も同行させてもらった。年齢は80歳前後と思われるイタコにお会いした時、先生がイタコに切り出した最初の質問が『アベノミクスを知っていますか。どう思われますか』であった。するとイタコは『はあ、アブノミ…それはなんですか?』とキョトンとしていた。そこで私が『先生、知っているはずないですよ』と言ってその場を取り繕ったが、イタコにアベノミクスを聞くのは、多分、日本で高井先生しかいないだろう。でも、高井先生の“聞かずにいられない心情”はわかるような気がした。なぜなら、その頃の高井先生は、アベノミクス批判に強い関心を注いでいたからである。お会いされるジャーナリストやメディア関係者たちにアベノミクスの矛盾を伝えては、アベノミクスが日本の将来にとっていかにマイナスかを熱く説いていた。そればかりか、一部のメディアや関係先の会報誌にもアベノミクスの評論を掲載、何が何でも「アベノミクスの愚策」を世間に知らしめたいとの思いを滾らせていた。だからか、イタコにお会いした瞬間、イタコの霊的能力なら「アベノミクスの将来」がわかるのではないか、との思いが過ったのではないだろうか。高井先生のこうした心情は、生意気のようだがわかりすぎるほどわかる気がする。「高井伸夫」という先生は、何事も関心を注いでいる真っ只中では、そのことが脳裏に焼き付いて離れないことから、あらゆる機会にてそのことに関連する言動を繰り出す。それが「イタコにアベノミクスの質問」なのである。純粋と言うか一直線と言うか…でも、このような性格だから、一度口にした事は…いや、一旦脳裏に入った事は絶対に、ほったらかしにはしない。

私など限りなくいい加減で大雑把な性格ゆえ、先生のこうした面は学ばなければならないと思っている。

イタコに日本の経済政策を質問した先生の、ユニークな個性と言動は、私にとって一生忘れられない記念的思い出となって刻まれてしまった。そして、このことが今回の「アベノミクスと高井伸夫」のコラムになってしまったのである。

 

先日、エヌティ―経営研究所のセミナーにて、高井先生は、『日本は10年以内に崩壊します』と、アベノミクス批判の延長にて語られた。無理もない。半世紀に亘って日本経済の側面、日本の名だたる経営者と接してきた先生にとって、安倍政権が打ち出した経済政策は、一時的な劇薬としか思われないのであろう。して、自らの体験を通じて日本の将来を見据えんとする先生にとって、アベノミクスの岐路は、まさに破滅に向かう岐路であり、イタコどころか、神様にも聞いてみたい心境となる。

 

政府は企業の尻を叩いて「賃上げ」を奨励している。賃上げのニュースに接するといかにも景気が持ち直したかのような雰囲気になるが、ここまでくると劇薬の効き目が益々強くなっているような気がしてならない。これもみな、アベノミクスという宴に酔って生じた錯覚でしかない。でも、日本という国は、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というお国柄ゆえ、今の状況がどれだけ日本の将来を危うくしているかに気付かない…いや、気付いている人も多いと思われるが、先生のように「声を大にして」警告を発し続けている人はすくない。そう言う意味で、今年で満77歳になられる高井先生に頑張ってもらいたいと願わずにいられない。しつこいようだが、イタコにアベノミクスを質問するぐらいの熱中と本気度でアベノミクスの過ちを糾弾しなければ、それこそ、日本は二度と立ち直れない国家に転落してしまうだろう。

 

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