2013年1月アーカイブ

IMGP3125.JPG2013年1月20日(日)14:52
東京都墨田区東向島 向島百花園にて牡丹の花を撮影
花言葉:恥じらい、富貴

 

 昨年10月5日(金)付記事より、計11回にわたって「リーダーについて」をテーマに連載してまいりましたが、前回1月11日(金)の記事をもって一旦終了いたしました。なお、来週2月1日(金)付記事からは、十数回にわたって、私が撮影してきた花の写真を中心にして、花について私が感じ・思い・考えることをつづります。

 

 本連載へのご感想を、有限会社セカンドステージ 代表取締役 鮒谷周史様にお寄せいただきましたので、ご紹介いたします。

 

 

 


 


3ヶ月に渡ってのブログでのリーダー論のご執筆、お疲れ様でございました。そして、ありがとうございました。
あらためて拝読させていただき、非常に含蓄に富む内容であると感嘆いたしました。
一言で感想を述べるならば「骨太のリーダーシップ論に打たれた思い」とでも言えばよいのでしょうか。 


これは以前より感じていたことですが、高井先生のリーダーシップ論は、初めてお目にかかって以来、一貫しているように思われます。
ひとつには、いつも引き合いに出されていらっしゃるニーチェの『偉大とは方向性を指し示すこと』という言葉のとおり、リーダーの資質として先見性と大局観を持つことが大切であるということ、そして、その上で自らを厳しく躾けることが大切であることの二点であります。


自らを厳しく躾けるとは深い教養、幅広い体験に裏打ちされた実力を身につけ、背中で語れるような存在になれ、ということであると理解しております。
要は人間性を高めよ、人格を磨き、人間としての深みを持て、ということをご指導いただいてきたように思われます。

そして、高井先生はまさにみずからその実践者でありつづけてこられた方なのだとあらためて思わずにはおれませんでした。

 

 

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IMGP3117.JPG

1月16日(水)13:28 高井伸夫撮影「菜の花」
(静岡県熱海市 熱海赤尾ハーブガーデン付近)
花言葉:活発、快活

 

高井先生と接していると、その記憶力の良さに驚かされることがしばしばです。

数十年、あるいは十数年前からお付き合いされている方との会食や面談に
同席させていただいていても、最初の出会いから、その方とのやりとりの履歴、
取り巻く人間関係など、本当によく憶えられています。

日常的にやりとりがあるならまだ分かりますが、
久しぶりに会う方とであっても、ついこの間会ったばかりのように、

「○○さんは元気ですか?」
とか
「あのときの件はどうなりました?」
とか、具体的な人名や、相当に突っ込んだ話がぽんぽん飛び出します。

普通、そこまでのことを憶えていることはないだろうという程度のところまで、
詳細に記憶されているのです。

※ いつぞやのときには、10年以上前に訪問したお宅の庭の、
 「灯籠の位置」が変わっていることを話題に載せられたことまであり、
 さすがに驚きました。

私などは、情けないことにお会いしたそばから記憶が失われていくので
彼我の違いはどこから来るのだろう、と真剣に考えたものでした。

そして(もちろん、もともとの記憶力の差はあるのはいうまでもないにせよ)、

なによりも接する相手に対する興味・関心の度合いの
違いから生まれてくるのだろう、という結論に至ったわけなのです。


まず何より「相手の役に立とう」という思いがあるから、先方の置かれている状況を
理解をしようと努めることになるし、理解しようと思ったら、相手の話をよく聞かなければなりません。

これを長年、実践していくうちに、その習慣が血肉化され、強烈な記憶力へと
昇華されていったのであろう、そんな風に思わずにおれません。


ここまで書いてきて改めて思ったことですが、高井先生は人の話に
本当によく耳を傾けられます。

そしてその話に絡めて「その場で必ず」相手の参考になりそうな
知識や情報を伝え、あるいは人を紹介されます。


(当然のことながら、相手は喜びます)

さらに継続してお会いしていくことになった場合には

「最近のニュースは?」
とか
「近頃、いいことはあった?」
とか
「今は何に取り組んでいるの?」
とか、最新の状況を常に気にされるのです。


そしてその取り組みが一段落した頃を見計らったように

「あの件はどうなった?」

というところまで。

(尋常でない程、たくさんの人と会いながら、
ここまでのことを記憶にとどめることは普通できないように思われるのですが…)

こうしたやり取りを経て、先方についての詳細な記憶が
深いご縁、関係性へと転換されていくのです。


このように書きながらも、これを完全に実践するのは
なかなか難しいものではありますが、

上に記したようなプロセスを目の当たりにすることにより、
ご縁を結び、深めていくためには、まず相手のことを
第一に考え、それをきっかけとして形に変える(行動する)ことが大切、

と高井先生の姿を拝見し、学ばせて頂いてきたように思います。

 

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「リーダーについて」その11

| コメント(0)

20130110.JPG2013年1月9日(水)17:32
東京都港区虎ノ門ホテルオークラ東京にて撮影

 

新年おめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 10月5日(金)付記事より、「リーダーについて」をテーマに連載を開始しております。本連載は、私が、50年間にわたる経営側の人事・労務問題の専門弁護士としての経験もふまえ、感じ・考えたことの一部です。ブログ読者の皆さまに、リーダーのあり方について考えていただくための一助になれば幸いです。

 

 さて、リーダーの最大かつ重要な役割は、これまでも繰り返し述べてきたとおり、その組織に属する者たちにヴィジョン・方向性を指し示すことです。リーダーは、組織全体が一丸となって、迅速に、かつ的確にこれを実現できるように指示しなければなりません。それゆえ、沈思黙考だけではリーダーは務まらず、反対意見を表明する者も含めて関係者全体を粘り強く説得し、物事を推進する力が求められます。

 

 異なる価値観をもつ多様な人材が集まる組織においては、リーダーに抵抗する者も少なからず現れるのが現実です。組織のさまざまな対立や軋轢を超えて合意形成にこぎ着けるためには、リーダーには、たとえどんなに小さな合意点であってもそれを見つけて絶えず拡大する努力が求められます。リーダーは、仕事が進まないことを反対勢力のせいにしてはならないのです。これらの者を諦めずに粘り強く説得することがリーダーの務めですから、この点は常に自戒しなければなりません。

 

 相手を説得するためには、その言わんとするところにも一定の共感を示しながら、自らの主張を堂々と粘り強く伝え、良い関係を構築するコミュニケーション能力が必要です。つまり、「人を見て法を説け」ということです。また、説得にあたっては、ときに数字の裏づけも含めて十分論理的でなければなりませんが、もちろん論理だけでは説得力は生まれません。論理によって納得感をもたらしたうえで、情や感性、ムードなどで相手の腑に落ちる「解」を与える能力がリーダーに求められます。

 

 この点、私が実務の経験の中から編み出した重要な方途の一つに「大義名分書」(物事の大義名分を書面化したもの)があります。大義名分書において、相手に、いま取り組んでいる仕事は、本人のためになることはもとより、それだけでなく、同僚のため、組織全体のため、ひいては、世のため人のため、社会全体に貢献するものであるという将来に向けての意義、大義名分を明らかにするのです。さらには、「想定状況」「想定問答」「スケジューリング」等々の資料も精緻に作成することも肝要です。こうした努力によってはじめて説得力が生じ、反対勢力との軋轢やしがらみのなかでも組織をまとめあげるリーダーシップを発揮し、ミッションを成し遂げることができます。

 

 このように、リーダーは、組織の多様な人材の主義・主張、傾向、性向を的確に把握してそれを活かし、組織の目的を実現するという困難な課題に挑戦し続けなければならないのです。

 

(リライト 加藤・宮本)

 

※ 「リーダーについて」をテーマに、10月5日(金)付記事より計11回連載をしてまいりましたが、本記事をもっていったん終了いたします。

 

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