【第14回】鮒谷 周史の『百聞は一見に如かず』

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高井先生は、事あるごとに、

「経営者は自分の言葉で語らなければならない」

と言われます。

 

自分自身の内側から発せられる言葉には力が宿り、

説得力や影響力が生まれるけれども、

どこかで聞いたような受け売りの言葉には

言霊が宿らず、力もこもらない、

ということなのだと理解しています。

 

また講演の最中には「当意即妙」という言葉も

よく使われます。

 

話をされるうちに、どんどん枝葉が伸びてきて、

気がついたら、その枝葉が幹となり、

やがて一つの大きな話になっていた、

というようなことも再三再四、ありました。

 

そうやって新しく生まれ出てくる

「当意即妙の話」

もまた、

「自分独自の言葉」

といってよいでしょう。

 

その場の思いつきで語った言葉に

「思いつきであるがゆえに

 かえって強い説得力が宿る」

ことに幾度も不思議な思いをしたものです。

 

そのようなわけで、

「自分の言葉で話す」「当意即妙で語る」

といったことができるようになるためには

何が必要か、

私なりに考えてみたのが以下の項目です。

 

 

▼圧倒的な知識量、情報量

▼偏りのない多様な情報源

▼多面的、多角的に物事を捉える力

▼高い論理構成能力

▼論理構成を的確に表現するための

 豊富な語彙、言い回し

▼切れすぎる論理が人を傷つけぬようにするための

 場を同じくする人への気配り、心配り

▼即座に話を紡ぎだす瞬発力、反射神経

▼安心感を与える笑顔!

 

などなど、たくさんあって大変ですが。

これらを同時に所有&発動させるわけですから、

意識して行おうと思っても、絶対に不可能です。

 

ジャグリングを行う大道芸人のように

身体レベルで自家薬籠中の物としておかなければ、

肝心要のときに活用できません。

 

 

つまり結論としては、

「自分の言葉で語る」

「絶妙な当意即妙」

といった業(ワザ)を可能にするのは

「長年の修養」

ということに至りました。

 

残念ながら安易な模倣で身につけることは

許されない、

ということのようです。

 

 

けれども物は考えようで、

反対に、このような能力を一旦身につけることさえ

できれば、あとは

縦横無尽、融通無碍、臨機応変、自由自在に

自らの言葉を操ることができるようになるでしょう。

 

 

このように語れるようになると、

一つ一つが自分の内側から立ち上ってくる話であるから

聴く者に傾聴をもたらし、

説得力も生まれる、

そんな風に思われます。

 

 

私がそのような世界に出るためには、

まだまだまだまだ、修練が必要なようですが。

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