自己研鑽(その5)

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2012年8月6日(月)朝7:00
東京都港区芝公園にて向日葵を撮影
花言葉:あこがれ

 

 7月13日付けブログ記事から、「自己研鑽」をテーマに連載をしております。先週8月3日付け記事にて、よい出会いを得られれば、人生の質が高まり、自分の成長につながる、といったお話をいたしました。今回は、人との付き合い方についてお話ししたいと思います。

 

 私は、徳川将軍に二代(秀忠、家光)にわたって仕えた柳生家の家訓「小才は縁に出会って縁に気づかず、中才は縁に気づいて活かせず、大才は袖すりあう縁も活かす」という言葉が好きで、大切にしてまいりました。人間という言葉は「人の間」と書きますが、この言葉のとおり、人と人の間にこそ人間の存在意義があります。人はひとりでは生きていけません。相互に思い合い、助け合える人の存在がなければ、人生は寂しいものになりますし、仕事のうえでも発展は望めません(なお、「縁」をテーマにした記事は、全8回にわたって本ブログで連載いたしましたので、そちらもあわせてご覧ください)。

 

 さて、人間関係についていえば、人は、同じような境遇、考え方の人が自然に寄り集まるようになっています。まさに「類は友を呼ぶ」の世界ですが、同じ考え方・感じ方・思い方をする人ばかりが集まっていては、新しい着想や発想が出にくく、新たな気づきを得ることが難しくなる傾向があると思います。そこで、ときには、「類は友を呼ぶ」の世界を打破してみることが大切であると思います。

 

 私が、多様性に関してよく講演でお話ししてきたエピソードとして、リンゴの苗木の話があります。かつて私は、青森県黒石市にあった株式会社黒石植物園を訪ね、リンゴの苗木について色々教えてもらったことがあります。「同じ品種の苗木ばかりを並べて植えてはいけない。異品種の苗木も混ぜて植えることが、苗木を丈夫に上手に育てるコツです。」と教えていただきました。まさに人間でも同様であると思います。つまり、深みのある成長を遂げるためには、自分とは異質な人と付き合うことが鍵なのです。

 

 異質な人とは、異業種の人、世代の違う人、異性、人生の生き方・目標・性格の違う人、等が挙げられます。異質な人と付き合うと、考え方・思い方・感じ方が、自分とは随分違うことにハッとすると思います。こうした人と付き合い、議論をすることで、自然と発展性や柔軟性を身につけることができるでしょうし、新たな気づきが生まれやすくなります。

 

 自分とは異なる要素を持つ優れた人物と交流を深めることこそが、自分の感受性、思想性を高めるもっとも効率的かつ有効な手段です。限られた範囲の人たちとの交際だけでは、刺激が乏しくなり、だんだんと感性のみずみずしさが失われていきます。これは自戒を込めての言葉です。みなさんも、一度、自分のアドレス帳を開いて、いま自分に異質な人とのお付き合いがどれだけあるかを確認してみてはいかがでしょうか。

 

(リライト 加藤・宮本)

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