【交友録 その12】9月第4週<9月18日(日)~9月24日(土)>

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(2011年9月23日(金)午前7:00 東京都千代田区麹町 仲良し公園にて撮影)

 

元外交官 谷野 作太郎 大使 

 

9月22日(木)18:30より、とうふ屋うかい(東京都港区芝公園)にて、元外交官の谷野作太郎大使他数名と懇談会を開催しました。これは、私が今年11月19日(土)から11月27日(日)まで、インドへの旅行を計画しておりまして、その準備として谷野大使をお招きしたのみならず、長年インドで日本画を描かれて来た山田真巳様をもお呼びし、お打ち合わせを兼ねたものでした。当事務所客員弁護士千種秀夫先生にもご出席いただきました。そして、インドの現状、中国、東南アジアなど、様々なお話で盛り上がりました。

 

とうふ屋うかいHP http://www.ukai.co.jp/shiba/

 

さて、谷野大使は、1936年生まれで、東京第一師範学校男子部付属小学校時代は福田康夫元総理大臣と野球のバッテリーを組む間柄だったということです(谷野大使がピッチャー、福田元総理大臣がキャッチャーでした。)。その後、東京学芸大学附属世田谷中学校、東京都立日比谷高等学校をいずれもご卒業され、東京大学法学部にご入学されました。1959年、大学在学中に外交官試験上級職に合格され、1960年に外務省に入省されました。

 

外交官時代には、中国課長、アジア局長等を歴任され、主にアジアを中心にご活躍されました。ソ連(一等書記官)、中華人民共和国(一等書記官)、米国(公使)、韓国(公使)等の在外日本大使館勤務をされた後、1995年9月からは在インド日本国大使、1998年4月からは在中華人民共和国日本国大使を務められ、2001年4月に退官されました。2001年6月に、天下りではなくまったくの実力で、株式会社東芝の取締役に就任され(2007年6月ご退任)、また2002年には早稲田大学大学院アジア太平洋研究科客員教授(2007年3月ご退任)など幅広くご活躍されてこられた方です。

 

谷野大使は、非常に勉強家でいらっしゃいます。私とは、谷野大使が在中華人民共和国日本国大使でいらっしゃった当時に初めてお会いしました。谷野大使の中国大使としての時跡の中で、何はともあれ、2つの出来事が私にとって印象深いものでございます。

 

1つ目は、1998年7月中国共産党と日本共産党の文化大革命をめぐる見解の相違・対立で、長期間の断絶状態にあった両党の首脳が、32年ぶりに握手を交わすという和解を見守られたことです。ちなみに、中国共産党は、現在では、文化大革命に対し、触れないようにしていると、私は理解しています。

 

2つ目は、1998年12月の、台湾との関係を重視した産経新聞社と中国政府との和解に注視されてきたことです。これは、文化大革命期に、産経新聞を除く他社は、中国当局の台湾支局閉鎖の要求を呑んで、中国に支局を開局しましたが、産経新聞は中国当局の要求を一貫して拒否し、以後、1998年までの31年間、北京に支局を置けませんでした。1998年12月に、産経新聞は、北京に再び開局した支局を「中国総局」とし、組織上「台湾支局」をその下に配置することで中国支局を再開したという経緯があります。産経新聞は、他の新聞とは異なり独自性を発揮されたということです。

 

なお、ご退官後は、弊所の中国室が主催している講演会にもご出講してくださったり、また聴講者としてもご参加してくださったりと、親しくさせていただいております。

 

谷野大使が共著でご執筆された「日本とアジア」(亜細亜大学アジア研究所、1993)で谷野大使は、「日本がアジアにおいて、なにがしかの役割を果たすという場合に、やはり厳しく求められているのは、日本という国の国がらというか、国の品格というか、信頼される日本というか、そういうことではないかということである。…アジアで役割を果たすと言っても、日本としての好ましい国がら、日本という国に徳というものがあってこそ、他のアジアの国々からよりすんなりと受け入れてもらえるのではないか…日本の国の品格ということは、アジアにおける役割ということを私どもが考える場合に、決して無関係ではないと思う」と述べられています。

 

「品格」とは大辞林によると「その人やその物に感じられる気高さや上品さ。」ですが、日本が今後ますますこの「品格」を尊ぶことが日本の存在感を高め、広めることと私も信じております。

 

私も様々なところで、日中友好について、さらには中国に限らず例えば北朝鮮と日本との友好についてもお話してきておりますが、谷野大使のおっしゃる「日本の国の品格」の方が、スケールが大きく感じられます。一人ひとり、そして各企業が、それぞれの価値観と確固たる使命感のもと、日本人たる誇りを忘れず、しかも奢らず、日本のアジアにおける役割、アジア諸国との関係性を考え、想いを馳せることが、日本の「品格」を高め、「徳」のある国であるということに繋がると存じます。

 

今後私は、10月26日(水)から10月29日(土)まで台湾旅行を、11月19日(土)から11月27日(日)までインド旅行を企画しています。そして、年明け早々にはミャンマーへお邪魔します。出来たら3月にはパラオにお邪魔したいと存じております。そして4月末には北朝鮮へ3度目の旅行を計画しております。これらの旅行でも、日本人としての「誇り」「品格」をもって臨みたいと考えております。

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