2011年6月アーカイブ

「胸騒ぎ」

| コメント(1)

20110624.JPG(2011年6月21日午後15時15分 静岡県沼津市 小生知人ご自宅付近にてペチュニアを撮影)

 

 

 6月17日付「気」に関する第1回のブログで、宇宙にある「気」なるものについて述べましたが、私は、かねてから東洋医学の基本概念であり、中国思想全体を通じてもっとも重要な概念の一つである「気」、それと関連して「波動」や「微弱エネルギー(サトルエネルギー)」について、以前から興味をもっていました。これらは、なかなか分かりづらいテーマであって、表現することが難しいことですが、前回に引き続き、私の弁護士としての仕事を通じて理解したところを、稚拙ながらもブログ記事としてまとめていきたいと考えています。

 

 まずは、私の弁護士としてのノウハウの一つである「胸騒ぎ」とその解消方法である「気づき」について、触れたいと思います。「胸騒ぎ」、「気づき」は、弁護士に限らず、どの業種・業界に属する方にも、共通の事象かと存じますから、大いに参考にしてください。

 

 

 

【「胸騒ぎ」とは】

 トラブルに遭遇しそうなとき、そして現に遭遇したとき、多くの人は「胸騒ぎ」を覚えます。

 

 私は、弁護士として、裁判手続きを進めているうちに、特に、裁判官とやり取りをした後に、「胸騒ぎ」を覚えることがあります。つまり、私の依頼者にとって不利益な結論を、裁判官が心証として抱いているのではないか、という局面で「胸騒ぎ」を覚えます。勿論、団体交渉でもそうです。交渉の相手方との折衝で「胸騒ぎ」があるとき、すなわち不安を予知して、心が穏やかでなくなるのです。例えば、折衝・交渉の途上において、「組合はストライキを行うことを内心決意しているな」と感じた時です。

 

 この「胸騒ぎ」は、相手の心を直感で感じることなのですが、実は、相手の「気」という微弱な電気エネルギー(波動、一種の警戒信号のようなもの)が当方に伝わって、いささか大げさに言えば、当方の心をかき乱すのではないかと思っています。かき乱すというほどの大げさな表現ではないとしても、当方の心に乱れが生ずるというものではないかと思います。(よって、相手にこの「胸騒ぎ」を招かせないよう、無表情で内心を顔色に表さない「ポーカーフェイス」で交渉にのることは、すぐれた交渉担当者の常套手段といえるのではないでしょうか。)

 

 人間は頭部、胸部、腹部にかけて、身体の中心線上に7つの経絡に重なる位置に、「チャクラ(サンスクリット語で『車輪・円』を意味するそうです)」というものがあります。チャクラは、人間の精神的エネルギーの中枢を司り、そこに気が集まるという機能があるそうです。チャクラを用いて説明すれば、「胸騒ぎ」は、「ハートのチャクラ」(心臓、循環器系、肺、肩、腕、あばら骨、乳房、横隔膜、胸腺)の反応ということになります。生物は、どんな生物でも全身センサーだらけです。第五感まではもちろんのこと、第六感(=直感そして霊感〔霊性〕)もそのセンサーの対象に入っています。魚のエラは、ガス交換、浸透圧調節、アンモニア排出など多様な機能をもっており、魚類の最も重要な呼吸器官の1つです。このエラは、人間の「胸腺」にあたります。「胸腺」とはあまりなじみのない臓器ですが、身体のほぼ中央で胸骨の後ろ、心臓の前面にある小さな臓器です。「胸腺」は、特に人間の幼少期において、身体の免疫をつかさどる重要な働きをもっているとされています。ハートのチャクラは、誰かの想いや愛情感覚を受け取ったりするテレパシー感覚、よい想いだけでなく絶望、憎しみ、うらみ、そして恐れなども受け取る役割をしているそうです。「胸苦しい」という言葉がありますが、これはまさに胸腺が収縮し、負の感覚を受け取り、閉塞状態にあることを示すのではないでしょうか。「胸騒ぎ」の反対用語として、「胸のつかえが下りる」「胸を撫で下ろす」「胸が躍る」「胸ときめく」という言葉がありますが、これは胸腺の閉塞状態とは反対の、解放の状況を示していると思います。(尚、アトピー性皮膚炎という病気がありますが、胸腺の病気と理解するのが優れた医師の判断でしょう。)

 

 また、辞書を引いてみると、「胸騒ぎ」とは、「心配・驚き・凶事の予感などのために胸がどきどきして心の穏やかでないこと」ですが、これは「虫の知らせ」=「何の根拠もなく、何か悪いことが起きそうな予感を感じること」(広辞苑第三版、三省堂)とほぼ同意義です。要するに、「胸騒ぎ」と「虫の知らせ」というのは、トラブル等を「予知」することですが、これは五感以外の感覚、第六感を通じて行っていることでしょう。(第六感については、次回以降でまたお話しします。)

 

 つまり、「胸騒ぎ」は、今後の展開がおもわしくない時、あるいは今後の展開が読めないことへの不安感を「(ハートの)チャクラ」すなわち気を通じて相手の気を第六感で受け取って予知している兆候であり、このいやな感覚を払しょくして克服することこそが、トラブル解決への道となるでしょう。

【参考】

・http://www7.plala.or.jp/bumboo/amulet/4/cha4.html

 

 弁護士は、裁判といういわば“トラブル”に日々直面することが仕事ですが、重要なのは、担当する事件の事実関係や法的考察に関する「胸騒ぎ」を迅速・的確に感じ取って、対処のための正しい方向性を発見することです。先に述べた通り、「胸騒ぎ」は自分に発せられた一種の警戒信号ですから、事態を直視し、これを早いうちに解決する必要があります。「胸騒ぎ」が強まる状態は、ストレスをもたらすのみならず、問題点がそのままにされ、不安がつのり、一層自分の判断に「冴え」がなくなり、それに伴って殊更に疲労を重ね、蟻地獄のような状況に陥って、勝ちぬくどころか致命的な敗北を喫する危険すらあります。

 

 「胸騒ぎ」に備えて、「胸騒ぎ」を消す方法を工夫するのが弁護士としての務めなのです。その工夫する方法は、依頼者に不利な方向ではなく、有利な方向にむけて創意工夫をするということです。いわば、「胸騒ぎ」から逃げず、「胸騒ぎ」に立ち向かって、それを克服する術をまさに直感的、第六感的に悟ることにあります。「直感的、第六感的に悟る」ことを私は「気づき」と呼びますが、次回は、この胸騒ぎの解消方法「気づき」についてお話しします。

 

(次回に続く)

 

この記事にコメントをする

宇宙に存在する「気」

| コメント(0)

20110617.JPG(2011年6月16日朝6時44分 東京都港区 有栖川宮記念公園にて撮影)

 

【宇宙に存在する「気」】

 約137億年前にできたといわれている宇宙に、地球は46億年前誕生したといわれています。そもそもその宇宙は、無限に広がるという説もありますが、実は無限ではなく有限であるという解釈が定説です。つまり、宇宙は膨張をし続けているのですが、やがて縮小に転換し、最終的には終末に至るのだそうです。

 

 これは、「宇宙の終焉」理論として、宇宙物理学の分野で、様々な研究がなされ、議論されてきたことです。

 

 まず、宇宙にあるどんな星も中心核と外層のバランスが崩れて膨張しつづけ、ついには赤色巨星になります。その後最終的には自身の核エネルギーを使い果たして、超新星爆発が起こるということです。星の外層のガスは衝撃波によって吹き飛ばされ、星は一生を終えるそうです。

 

 たとえば、太陽は今から50億年後に核エネルギーを使い果たして燃え尽きるといわれていますが、そのとき地球がどうなるかははっきりわからないということです。おそらくドロドロに燃えてしまうようです。

 

 現在、地球周辺で近いうちに超新星爆発を起こすと予測されている星は、さそり座のアンタレス(Antares)と、オリオン座のベデルギウス(Betelgeuse)だそうです。アンタレスは、夏の南の空に赤く輝く1等星ですが、直径は太陽の600倍ないし800倍で、非常に大きな赤色巨星で、地球からの距離は約550光年です。ベテルギウス(平均等級 0.58等の変光星)は、地球からの距離は約640光年ですが、質量が太陽の約20倍もあります。ベテルギウスが超新星爆発を起こした際には地球にも何らかの影響が出ると言われているそうです。

 

 そして、10の14乗年後(100兆年後)になると、銀河中のガスはほとんどなくなり、新たな星が生まれなくなり、宇宙には輝きのない星とブラックホールだけの暗黒世界になり、宇宙も終焉を迎えると言われています。

【参考】

http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/report/?id=20091201-90007962-r25

 

 

 こういった「宇宙の終焉」に関係して、日本の古典では「明月記」(鎌倉時代の公家藤原定家の日記。定家が1180年から1235年までの56年間にわたり克明に記録した日記)に書いてあります。藤原定家がまだ生まれていない時期の出来事を書いたものですが、1054年(天喜2年)の夏の夜、「オリオン座の東、おうし座の近くに客星(かくせい)が現れて、木星のように明るく輝いた」(現代風に意訳)とあります。客星とは彗星や超新星のように、突如として出現するものを意味するそうです。ちなみに、おうし座の客星は大爆発の後、かに星雲(M1)として存在します。

【参考】

http://www.tdk.co.jp/techmag/museum/museum51.htm

 

 

 さて、この「M1」といった記号について少しご説明します。シャルル・メシエ(1730年~1817年)というフランスの天文学者は、彗星の発見に没頭しましたが、その中で彗星と見間違うような星雲、星団に番号を付して、これと区別をしました。メシエの頭文字であるMを星雲、星団の頭につけました。有名なものとしては、M31=アンドロメダ星雲、M45=プレアデス星団(和名はスバル)などが挙げられます。ウルトラマンの故郷として知られるM78星雲は、オリオン座の中に存在しています。このように、星雲、星団にメシエの番号を付したものを「メシエカタログ」といい、メシエの生前に出版されたカタログには103個が収められていましたが、その後、助手のメシャンによる追加などがあり、最終的には110個になったようです。

【参考】

http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%82%A8%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B0/

 

 少し話がそれましたが、このように、宇宙は、誕生し、成長し、成熟し、そして縮小し、黄昏を迎え、最終的に死に至るものです。

 

 人間は、生物体として宇宙に存在する以上、宇宙の一つの構成物であり、宇宙と一体ですから、およそ人間は、この有限である宇宙に存在する小さな一つの存在として、宇宙と同様に、全て有限であって、「死」の世界に直面しながら生きるのです。人間の誕生から死までを大まかにたどってみると、まず人間は卵子と精子が結びついて胎児になり、そして成長し、成熟し、枯れ始め、黄昏れ、そして死を迎えますが、これは宇宙と同じなのです。ちなみに、人間が誕生するためには、女性が十月十日胎児を抱えることが必要ですが、それほどの長い間異物を体内に抱えることは、男性の生命力ではもたないでしょう。つまり、男性と女性では生命力が違い、つまりエネルギーが違い、その結果男性と女性の平均寿命を見てみても、女性の方が寿命が長いのです(厚生労働省の平成21年簡易生命表によると、日本人男性の平均寿命が79.59 歳であるのに比べて、女性は86.44歳と、6.85歳も違います)。

 

 また、宇宙に存在する物質を最小単位まで掘り下げてみてみると、原子核の周りを電子が回っている原子からできています。そこから波動が生じます。つまり、全ての物質は波動を出しているのです。先ほど全ての生物体はエネルギーをもつと言いましたが、波動エネルギーは、人間を含む生物体はもちろん、生物体たり得ない物質も持っているものです。言いかえれば、宇宙は波動エネルギーで出来ているのです(これは、アインシュタイン等によって量子力学が確立されたことで明らかになったことです)。

【参考】

・「波動整体療法」(本多和彦著、文芸社、2000)

http://ok-hado.ftw.jp/u24442.html

 

 

 このように、宇宙に波動エネルギーがあると同様に、人間にも波動エネルギーがあり、また、宇宙に存在する全ての物にも波動エネルギーがあるといわれています。先ほど男女のエネルギーの違いや寿命の違いについて少し触れましたが、エネルギーが違うということは、波動も男女で違うということでしょう。こういった波動の影響で、例えば色についても、男女は色が違って見えるのではないでしょうか。そして、東洋医学でいう「気」は、今の科学では客観的に数値化することができませんが、この宇宙に存在する波動エネルギーを「気」と称しているのでしょう。

 

 こういったプロセスや、「気」(波動エネルギー)については、何も人間をはじめとした生命体だけに言えることではなく、我々が扱っている政治でも、法律でも、経済でも同じことが言えるのではないでしょうか。すなわち、それは人間の産物だからです。

 

 

 東洋医学でいう「気」という概念を法の世界に当てはめてみると、気を張りすぎず、気づまりすることもなく、かといって、気後れすることのない「中庸の精神」(かたよることのない「中」を以て「常」の道をなし、易(か)わらないことをいう)を養うことが肝要かと思います。中庸は、人間にとって安定性こそが極めて大事であること、すなわちバランス感覚が大切であることを語っています。これを指導者、リーダーにあてはめて考えると、リーダーになればなるほど前に進もうとする力が強くなり、安定性を失いがちになりますが、それ故に安定性を保つことが大切であるということです。これは、気、バランス感覚を養い、自己管理ができることが重要であることを意味します。そのためには、まずは、政治でも、法律でも、経済でも、そこに流れる「気」は、バランスをもったものであり、それには、まずはおよそ私心を離れた世界のものであるということを十分意識する必要があるでしょう。

(続く)

 

この記事にコメントをする

20110609.JPG 

(2011年6月4日(土) 朝9時46分 長野県飯山市 ある日本画家のご自宅兼アトリエで撮影)

 

【被災地の皆様からの生のお声】

 さて、この度の東日本大震災についての記事の執筆に当たっては、私自身、新聞や雑誌、テレビ番組などのマスコミ報道はもちろん、多くの書籍を購入し、情報の収集に努めましたが、ブログ内で引用したのは幸田露伴、船瀬俊介、E・F・シューマッハ―、M・ハイデガー、渋沢栄一、H・シュリーマン、寺田寅彦、山田真美等の書籍の一部です。様々な情報源の中でも一際参考になったのは、何と言っても、実際に被災された私の知人の皆様からの生のお声でした。

 

 ここに、被災地の皆様からのご意見を、いくつかピックアップし、ご紹介させて頂き、この度の東日本大震災・原発事故についての結びとさせて頂きます。紙幅の関係で、全部をご紹介出来ず申し訳ございませんが、震災ご対応等に追われご多忙の中にもかかわらず、アンケートにご協力くださいました皆様に、この場をお借りして、深く御礼申し上げます。

 

 

 

 

【4月20日付 財団法人竹田綜合病院 理事長 竹田 秀 様からの声】

 財団法人竹田綜合病院・・・福島県会津若松市にある綜合病院。「信頼されるヘルスケアサービスを提供し地域に貢献する」「職員が成長し喜びを感じられる組織風土を造る」「21世紀にふさわしい新しいヘルスケア組織づくり ⇒ 日本のリーディング組織へ」を経営理念とされ、「質の高い保健・医療・福祉の機能を提供し地域の方の健康に関する問題解決を支援する」ことを使命として医療活動をされています。ホームページはこちら

 

ⅰ 今一番困っていること

 

 今一番困っていることは、原発問題の先行き不透明感です。先般、東電から工程表が開示されましたが具体性に欠けており、地元福島県及び隣県の住民がいつ地元に戻れるか、どれだけの負担が発生するかが明らかになっていません。東電が民間企業である以上、今回の事故に対する補償額が到底まかなえるものでないことは想像できますが、国有化をせず私的整理での処理・再出発は困難であると考えます。経営と運営を一時的にでも国有化し、これまでの体質を正していくことが重要であると考えます。

 

 津波による被害に加え、原発に関する補償問題まで国が税金を投入していくとなると、財政面の逼迫は避けられず、国民負担の増加により経済の更なる疲弊が懸念されます。復興対策と並行して、経済への梃入れも必要と考えます。

 

 

ⅱ 「マスコミに取り上げてほしい事柄」について

 

 新聞・テレビともに中央の各キー局が中心となって報道を構成しているため、本当に必要な地方の情報が「正確に」「早く」伝わっていません。こんな時であるからこそ、地方の新聞紙・テレビ局が地元の情報を地元の視聴者に「正確に」・「早く」伝える必要があると考えます。そこには思想的考えやスポンサー企業への配慮は不要です。

 

 また、NHKなどの影響力のあるメディアは、専門分野のコメンテーターを毎回変えることなく、首尾一貫した放送姿勢を取る必要があると考えます。

 

 今回の原発問題については、あまりにも恣意的な報道操作がなされており、且つ、情報量の格差が年代・地域によって大きくなっていることが問題であると考えます。

 

 

 

【4月29日付 株式会社ディアー 代表取締役 栗原利行 様からの声】

株式会社ディアー・・・福島県南相馬市鹿島区にある有名デザイナーブランド作りの工場。国際的夢企業、ファッションエンジニア集団。(代表取締役の栗原利行様は、地方の企業家として、福島大学経済学部の非常勤講師を務められる等、特に若者を中心とした各方面への講演活動をも行われています。) 

 

 当社は、原発事故地より32km地点に存在する南相馬市鹿島区にあり、海岸より4kmの場所にあります。3月11日の東日本大震災では、半分の2Km地点まで大津波で大被害を受けました。社員の3名の自宅が津波で流されました。残念なことに、自宅が心配で戻った社員の1人はタイミング悪く、津波にのまれて亡くなってしまいました。大小被災した社員、原発放射能危険等のため遠方に避難する必要があり通勤出来ない社員もおり、少数精鋭16名中5名が不在という状況では正常な生産活動はできません。出勤出来た11名で何とかやりくりして途中商品を完成させて無事納品をしました。

 

 その後の生産予定商品は手を付けず、お取引先に相談し返却したり、他の工場へ転送し、生産依頼された工場として最低限責任ある行動はとりましたが、万事休すといった状況でした。

 

 南相馬市であっても原発近くは避難地区でまったく無人地帯となっています。その地区での同業者と連絡を取りましたが、悲惨そのものでした。何一つ計画を立てられず、皆裸一貫ゼロから事業を起こしたパワフルな猛者なので、何らかの方法で立ちあがってくれるものと信じています。

 

 大変残念な事でありますが、当社全社員を解雇とせざるを得ませんでした。しかしながら、創業時より経営状態を公開してきたので、全員に理解して頂きました。妻、知人、若干名の力を借りて、物創造会社としての灯は消さずに続けています。

 

 今回の東日本大震災で有名になった南相馬市ですが、住民みんな元気です。国内外あらゆる地からの励ましのメッセージが一番の活力源です。ありがとうございます。

 

 

 

 

【5月3日付 学校法人朴沢学園 理事長 朴澤泰治 様からの声】

学校法人朴沢学園・・・宮城県仙台市青葉区にある明成高等学校、宮城県柴田郡柴田町にある仙台大学を運営。(高校、大学ともに建学の精神は「実学」と「創意工夫」であり、大学では「スポーツ・フォア・オール」=スポーツは健康な人のためだけでなく、すべての人にという志を教育理念として、人材育成にあたっていらっしゃいます。)ホームページはこちら

 

ⅰ 一番困っていること

 

 今一番困っていることは、福島原発について今後がはっきりしていないことです。大学部門は、毎年30数都道府県から学生が入学しておりますが、今回震災で、80kmの距離にあるにも拘らず、既に沖縄出身の在学生1名が地元の私立大学に転籍してしまいました。

 

 国には、東電の今後約9ヶ月の対応内容について公認しているのであれば、このような動向を断ち切るために、教育環境に関する風評被害防止のため、安全の保証に積極的に動いて頂きたいと考えます。

 

ⅱ 「マスコミに取り上げてほしい事柄」について

 

 マスコミ関係は映像・活字とも経営が厳しいようで、視聴者・読者、広告主迎合型の報道になりがちです。補正予算の内容、原発事故対応内容など、もう少し客観的に掘り下げて報道することが求められていると考えております。

 

 

 

【最後に】

 私はこの度の東日本大震災・福島第一原発事故を経験し、何か私にできることがないかと考えました。私は現在、表舞台から退き、執筆活動や後進の指導にあたっております。今の私にすぐできるのは「文章」を書いて発表すること、次の人に情報を伝えること、被災地の皆様の生のお声をお聴かせ頂きご紹介すること、と考えブログのテーマにして投稿して参りました。

 

 3月29日に行われたJリーグの「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」において、鹿島アントラーズの小笠原満男選手が、「思いやりの精神をもった我々日本人なら必ず復興できると信じています。皆さんでがんばりましょう。」とおっしゃっていました。当ブログの読者の皆様も、私の呼びかけもふまえて、それぞれ出来る範囲でご活動されることを願っております。そして何より被災地の一刻も早い復興を心より祈念致します。

 

以上

 

 

追記:4月1日(金)より、「地震・原発事故」をテーマとしたブログを投稿して参りましたが、今6月10日(金)更新分記事をもちまして一旦終了致しました。次回以降は「気」をテーマとしたブログを少しずつ書いて参ります。

高井・岡芹法律事務所
会長弁護士 高井伸夫

 

 

この記事にコメントをする

20110603(2).JPG20110603(1).JPG(2011年5月27日 午後1時13分 北海道苫小牧市 ノーザンホースパークにて撮影)
                                             ノーザンホースパークホームページはこちら

 

 

 

 さて、4月1日より、今まで計14回、この度の東日本大震災について記事を投稿して参りましたが、今回より2回にわたって、ブログへのご質問に対するご意見・回答及び被災地の皆様からの生の声をご紹介し、ひとまず地震・原発事故に関する記事の結びとさせて頂きます。

 

【ブログ記事本文ご質問への回答】

 まず、今回は4月8日付記事「東電国有化についての所感と方針~やはり民営企業で」のコメント欄に寄せられた、森山雪子様からのご質問に回答させていただきます。

 

<森山様からのご質問>

高濃度の放射性物質混じりの水を、海に放出したことでロンドン条約に触れて、今後、多くの賠償金を求められるだろうといくつかのメディアで聞いたり見たりしました。

もしも、海外から訴えられた場合、「国外に対する保証」は、新東電が受け持つのでしょうか?それとも、国がやってゆくものですか?3兆〜30兆の試算の中に、この保証は含まれているのでしょうか?

 

 私の4月8日付記事では、もっぱら今後の東電のあり方という国内的な問題にしぼって意見を述べましたため、森山様からのご質問の点には触れておりませんでした。この点については、概略以下のとおりご回答申し上げます。

 

 報道等では、確かにロンドン条約の名前が取りざたされておりますが、これは国同士の取り決めであって直接東電の責任を定めるものではない上、この条約を見ると、「投棄」については、船舶等から廃棄物を海洋へ処分することと定義されておりますので、今回のような陸上にある原発からの汚染水の放出がこれに当たるかどうかは問題もあるかと思います。

 

 森山様のご質問のご趣旨としましては、東電という私人の不祥事に国が責任を負う場合があるのかという違和感にあるのではないかと思料致しますが、条約は、法律とは異なり国家間を規律する法規範であり、条約違反に基づく賠償責任ということになれば、それは国家間の問題であり、私人の行為について、原則的には国がその責任を負うことはありません。しかし、国が指示をした場合や、国が私人の行為に関連した自らの国際義務に違反したような場合には、国が金銭賠償等を含む責任を負わなければならないこともありましょう。

 

 なお、補償額につきましては、巷で3兆円ないし30兆円と言われているにすぎず、その内訳については試算を行う人によって異なると思われます。これについては、本ブログ記事内でも申し上げましたとおり、誰も未だ正確な数字は分かっていないということでご理解頂ければと存じます。

  

 

【ブログに関するご意見・ご質問】

 私が4月1日よりブログを始めてから、知人ら等ブログ読者の皆様から様々なご意見・ご質問を頂いておりますが、ここでお寄せ頂いたご意見・ご質問につき2~3をピックアップし、ご紹介したいと思います。

 

  1. 「ブログの写真はどなたが撮られているのですか?」というご質問をよく受けますが、写真は、私が散歩先や訪問先等で目にとまった風景や花々等を自分でカメラを構えて撮影しています。ちなみに私が写っている写真は、ドライバー等々同行者が撮影しています。




  2. 5月13日付記事「福島第一原発事故~所感統括」に書いた、【福島県元知事佐藤栄佐久に対する有罪の判決「収賄被告事件、収賄、競売入札妨害被告事件」】の「最高裁判所は上告を受理しなかったと伝えられています」という記述についてですが、「最高裁に受理され、係属中」とのご指摘を頂きました。記載に誤りがございましたことを、お詫びして訂正致します。なお、「その判決の行方はどうですか?」というご質問も受けますが、私は次のようにお答えしています。


    東京高等裁判所平成21年10月14日判決(事件番号 平成20年(う)第2284号)は、要するに「無罪であるけれども有罪である」という大変不思議な、言ってみれば検察庁あるいは国に阿った(おもねった)判決になっています。このことは、誠に遺憾でございます。そして最高裁では、「有罪であるけれども無罪である」という庶民を納得させられない論理で無罪とする可能性があります。要するに佐藤栄佐久氏は国策への反逆者・謀反人としての所為に及んだとして起訴されましたが、このことをネグレクトした上、有罪に値する証拠が十分ないとして推定無罪という形で判決を出すことを私は予測しています。

    また、「無罪判決が確定した場合に、佐藤栄佐久氏は刑事補償請求をするでしょうか?」というご質問も受けました。刑事補償請求訴訟を提起するかどうかは、本人及び弁護団の意向次第ですが、私は佐藤栄佐久氏が、無実の罪で監獄に送られ復讐に生きたモンテ・クリスト伯爵のようには、検察官にも裁判官にも復讐の念を起さず、正々堂々と、再び福島県知事選挙に立候補すべきではないかと考えています。もちろん、立候補の結果、落選ということもありうるでしょうが、命ある限り、自分の信念を貫くためにはそのことが必要ではないかと存じます。もちろん、あの世では認めていただけるでしょう。(ちなみに現在の福島県知事佐藤雄平氏は、民主党の大立者である渡部恒三議員の甥と伝えられていますが、佐藤雄平氏が立候補するかどうかも見物です。)

    なお、この事件を担当して有罪判決を出した裁判官は、佐藤栄佐久氏に対し、深甚なる謝罪をするべきだと思います。そして、裁判官は、福島県民に対しても、遺憾な点があったと明確に表明すべきでしょう。また、検察官については、最高検察庁検事総長が、佐藤栄佐久氏に対し、深甚な謝罪をするべきでしょうし、さらに福島県民に対して、反省の態度を明確に示すべきでしょう。過去の例としては、足利事件の再審(事件番号平成14年(た)第4号)で、宇都宮地方裁判所が2010年3月26日に無罪判決を言い渡した際、裁判長および二人の陪席裁判官が謝罪しております。裁判官も人の子ですから、このような人倫に基づいた態度を鮮明にすべきでしょう。





  3. 小生がメンタルヘルスに関する著書等を発表しているため、「この度の震災・原発事故につき、メンタルヘルスについてもブログで書かれますか?」というご質問もよく頂きます。メンタルヘルスについては、あまりにも難しい問題なのでブログで取り上げ兼ねますが、最近私は、山田真美著『死との対話』(2004年11月30日株式会社スパイス発行)を読み、感銘を受けました。山田真美氏ホームページはこちら



    山田氏は、『死との対話』の「16 世界で最も自殺しやすい男と女」の章で、「思うに、人間というものは概して『安定志向』の強い生き物ではないだろうか。」(p159)「急激な変化。この先の生活がどうなるかわからない、先行きの見えない毎日。そうした不安にさらされ続けた人々が経験するであろうストレスの大きさは、想像に余りある。」「こうした状況が長く続けば、肉体的にも精神的にも相当なストレスを強いられることだろう。」(p157)と述べられています。



    私は次のように思います。人間は向上心があると共にそれが故に不安定になりがちですから、安定性を求める動物でもあります。だからこそ人間は生き残り、万物の霊長という地位を得るに到ったのです。それにも拘わらず、今回の震災・原発事故を通じて多くの方々が配偶者や子供、両親、祖父母等の親族を亡くすという痛恨の極みの不祥事に遭遇し、また、人生の努力の結晶ともいえる家を失ってしまうという異常で悲劇的な事態に遭遇し、不安定極まりない喪失感に満ちた心境に至っています。気が張っているうちはよいのですが、気が抜けた瞬間に心身の顕著な疲労が顕在化し、精神障害者が様々な所で発症するだけでなく、自殺者が多発するのではないかと私は心配しています。精神科医、心療科医、カウンセラー等がこれにどう手助けをするかが大切な課題であると考えます。



    各種報道では、被災地で救助等を行っている自衛隊員のメンタルヘルスが非常に大切であると報じていますが、私は、実は、被災者自身のメンタルヘルスこそが大切な課題であるということを声を大にして言いたいと思います。



    私は現地に行って取材するだけのルートや時間がございませんので、生の声を聞いておらず、事実をふまえた十分な論述をし得ないので、問題点のみを指摘するにとどめます。

 高井・岡芹法律事務所
会長弁護士 高井伸夫

(次回に続く)

 

この記事にコメントをする

ご利用案内

内容につきましては、私の雑感等も含まれますので、真実性や正確性を保証するものではない旨ご了解下さい。

コメント欄に法律相談を書き込まないようお願い致します。

私のブログへのご意見・ご批評をお待ちしております。コメントは承認制とさせて頂いておりますが、基本的に掲載させて頂きたく存じますので、ご記名のうえご記入下さい。掲載不可の方はその旨ご記入下さい。

→ リンクポリシー・著作権

カレンダー

<   2011年6月   >
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

カテゴリ

プロフィール

高井・岡芹法律事務所会長
弁護士 高井伸夫
http://www.law-pro.jp/

Nobuo Takai

バナーを作成