中国でフランチャイズ展開を検討しています。中国で見られるフランチャイズ形態にはどのようなものがありますか?

中国では、フランチャイズ権の授与と行使の方式によって、主に4つの形態があると考えられています。以下、詳しく説明します。

1 単独フランチャイズ形態(单体特许经营)

フランチャイザー(中国では「特许人」という)がフランチャイジー(中国では「被特许人」という)に対して、商標、商号、ノウハウ等を包含するフランチャイズパッケージ(中国では「特许经营权」という。この言葉から、中国ではフランチャイズパッケージが一種の「権利」と考えていることがうかがえる)を提供し、その対価をフランチャイジーが支払うというもので、最も典型的なフランチャイズ形態といえます。

なお、中国では、一般的なフランチャイズシステムとして、商品商標フランチャイズシステム(ブランド力のある商品の販売権等を与えるもの)と経営モデルフランチャイズシステム(ブランドだけでなく経営ノウハウ全般を与えるもの)に大別することができます。

 

2 サブ・フランチャイズ形態(二级特许经营)

フランチャイザーが、特定の地域で開発力を有すると見込まれる者に対して、サブ・フランチャイザー(中国では「分特许人」という)として当該区域内にて加盟者(中国では「分被特许人」という)を募集し、その者と直接にフランチャイズ契約を締結する権利を与えるものです。この場合、サブ・フランチャイザーがまず直営店を経営し、中国フランチャイズ関連法で定められたフランチャイザーとしての条件(直営店2店舗を1年以上経営すること)を満たす必要があります。

 

3 エリア・フランチャイズ形態(区域开发特许经营)

フランチャイザー(中国では「特许人」という)がフランチャイジー(中国では「被特许人」という)に対して、特定の地域において、複数店舗の経営を認める形態です。なお、この形態には、フランチャイジー自身が特定地域において複数店舗を出店することを認める場合だけでなく、フランチャイジーが特定地域内で更なる加盟者を募集する権利も与える場合(いわゆる「エリア・サブ・フランチャイズ」)があります。

 

4 代理フランチャイズ形態(代理特许经营)

フランチャイザーから許可と委託を受けて、フランチャイザーを代理して加盟者を募集し、フランチャイジーのために指導、訓練等を行うものです。フランチャイザーと代理業者との間の関係は、フランチャイズ契約関係ではなく代理契約関係となります。

以上